「本質」・・・慣れ親しんだ言葉ではありますが、これほど、現実から遠ざけられている言葉はあるでしょうか?「かくあるべきという理想論はわかるが・・・現実は・・・」という言葉で片付けられていることが世の中どれほど多いことでしょう。
今の時代、ITというツールを通じて、膨大な情報が飛び交い、何が本質かなど捉えようがないと諦めているのが現実世界ではありますが、膨大な情報が飛び交っているからこそ、そこから真実を導き出す、洞察する力は、益々、求められていると考えます。
SNSの世界での炎上などは、まさに、表層的な言葉に端を発し、その根底にある真実には目を背け、身勝手な自分の憶測だけで判断した結果、自由なる表現者であるべき民衆が、心ない攻撃者と化していく様子は、悲しむべき帰結だと思います。